試合レポート(番外編)
「高木幻の4打席目」 11月7日 vsぎゃる@四条
ジェイルとの激しい試合の末、敗戦の路につくスラナイン。秋風が身にしみる。自転車をとって帰ろうとした時にふと笠原が気づいた。「あれ高木さんと相場さんは?」そういえば先ほどから姿が見えない。振り向くと四条大橋の上でギャル2人と楽しげに談笑している2人組の姿が。スラナインに衝撃が走る。
ひょっとして逆ナンか? いやそれはないでしょ。 相場さんだけなら分かるが高木さんもいるもの。 相場の知り合い? キャッチかなんかだろう。 あの2人組は相場と高木ではない。様々な憶測が飛び交う。はやる心を抑えながら急いで現場に急行した。
ぎゃる1「君達高校生?」
高木「いや大学生じゃけど。」
ぎゃる2「えっうそ〜?何大学?」
相場「京大だけど。」
ぎゃる1「うっそ〜!すごーい京大って。めっちゃ頭いいじゃん。今までそんな人見たことな〜い。私友達になっちゃおうかな」
と傍で聞いていたらまあこんな感じであった。ていうかこれって逆ナン?!
「ガビーン!」よりによってあの高木が、あの合コン10回は失敗している高木が。あわわわ・・・。あまりのショックに村尾などは失禁を禁じえなかった。スラナインの驚きをよそに話は急速に展開していく。
ぎゃる2「私達銀閣寺行きたいんだけどどう行くの?よかったら連れてってくれない?」
だがここで高木部の忠実なる部員笠原はまだあきらめてはいなかった。心に期す確信があった。高木さんならあんな尻軽女につられないはずだ。普段からおしとやかじゃないと女ではないと豪語してる高木さんなら。ビシッと断ってくれ〜。
「俺のチャリの後ろでいいなら。2人で風になろうぜ!」
「?!」
そこには普段の広島男児の影も形も見当たらない。あるのはただ嬉々とした表情の克利(編注:たぶん克聡(高木)の間違いです)君なのでした。笠原のそのあとの表情は見るに忍びないためあえて書かないことにする。
我らがIversonはそうこうしている間にも着実にメアド交換を済ませ、ぎゃる2のほうと2人きりでさっそうと夜の街に消えていった。我々が後を追おうとするなりくるりと振り向き「命が惜しいなら消えろ」とのこと。そりゃないぜとっつぁーん。「あの目は殺し屋の目です」と震えながらにして小笠は後に語った。
幸せいっぱいの克利君はといえばぎゃる1号と鴨川のほとりで愛を語らいだした。末永くお幸せに・・・。
僕達残ったスラナインは試合の疲れとやりきれなさを胸に家路につくのでありました。
ちゃんちゃん。
取材をした記者の感想「今の日本の風俗の堕落の深刻さを痛感しました。日本男児とかあったもんじゃない。まことにもってけしからん。俺にも誰か逆ナンして〜。」
試合よりインパクトがあったのでこっちを重点的に書いてみました。続きを知りたい方は本人に直接聞いてください。なおリクエストがあれば試合の経過を書きますが。
*この文章はフィクションではありません。